2013年3月23日土曜日

ひょうご恐竜化石国際シンポジウムが無事終了しました.


今回はポスターやら講演要旨やら,皆様の目に付くものをだいぶ作りましたので,
お客さんが少なかったりしたらどうしようと,結構ヒヤヒヤしていました.
講演要旨集は30ページ超で直前の週まで手直しや誤字チェックが入っていました.



おかげさまで蓋を開けてみれば「大盛況」でしたので,
ほっとしています.

















参加者全員のサインを描く丹波竜の復元図を前に,














その反対側のようす.




二日目は私もパネリストとして少ししゃべりました.

地域おこしのフォーラムも,直前まで50名位との話を聞いていたところ,
当日は100名くらいの参加だったそうです.













直前の様子.

あまりお話する時間がなかったので,早口になってしまった部分もあり,
特にお話したかった部分を3つほど.


1.科学関係のコンテンツでまちおこしを行うことは賛成だが,
万が一失敗した場合「科学じゃダメじゃん」「科学いらない」
と,科学離れに拍車がかかることにも気を配る必要がある.
特に,話に乗った地元の個人経営者が打撃を受けやすい.


2.ファン層の人口分布「小学三年生ボトルネック」を
どう突破するかがカギ.
マンガ・ゲームなどが小学三年生ボトルネックを越えてきた数少ない
コンテンツの代表格.この辺がヒントとなる.


3.まちおこしの輪をどこまで広げるか,目標を定める.
地域単位で楽しく和気藹々と,という目標であれば「共有」を意識.
地元を全国に売り出したい,という目標であれば「拡散」を意識.

参加者が,楽しみや,生きがいを求めたいのであれば,共有がベスト.
拡散には労力が必要で,楽しくなかったり辛い場面も発生する.
やる気を削ぐアクシデントもある.
共有と拡散,どちらを優先するか決めずにズルズル行くと,
共有目的の人と拡散目的の人の間で溝が生まれる.
とはいえ,おそらく多くのまちおこしは「拡散」までを視野に入れているだろうから,
誰かがいろいろと覚悟をする必要があるだろう.


上述1~3のような背景をもとに恐竜によるまちおこしを考えるわけだが,
恐竜というコンテンツが持つ,力強さとか学習要素とかのニュアンス
(表に出さずあくまで隠し味として)を付加価値とした展開を考えたい.


だいたいこんな感じでしょうか.
概念的な話ではありますが,個別具体的な事例や案については
フォーラムでちょいちょい話した感じです.



おまけで帰りの梅田













職業病.

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