2011年10月27日木曜日

ぼんじゅー.

さて.

イベントやってやりっぱなしというのはアレでして,まー,何が起こったかを明確に伝えるまでをやらねばならんわけです.

ここら辺がすっぽり抜けるのはもったいねえ.
結果とそれに伴う考察の方が,むしろ大事です.
考察は表立っては控えますけどねー.明日喋ってきます.


まーそんなわけで,先週末の兵庫県博のイベントの備忘録をちょいと書き残しましょう.

土日ともども地元や関西を中心に,多くの方々がいらっしゃってました.
地元の教育畑の方々もみえていたとのことでしたので,そのあたりはホッとしております.


シンポジウムに先立つプレスリリースと,当日の取材記事では,会場にあった復元物が使われており,新聞などでもカラー写真が多く,結果としてうまく広報が機能したように思います.
ビジュアル面での説得となりますと,なかなか対象物そのものではピンと来ない場合もあるので,効果的な広告手段として何を使うかは大事です.ネタとしての魅力もかわってきます.これが素人作品だとぜんぜん記事にならない,というのもよくわかったかなーと思います.

今回は大阪市大グループの活躍が目立ちました.
2日間で3桁を超えるお客さんに対応したのはたいへんだったと思います.
会場でお伝えした次の一歩で,他では真似できないオリジナル要素が加わると思いますので,まー,やってみてください.ワークショップは話し手の実体験が加わってナンボですから.
















石割り体験中のちびっ子にも様子を聞いてきました.
10人くらいで始めて一時間もたつと4つ5つホネが出てきます.カエルが多産します.
白亜紀の脊椎化石がこの頻度で出てくるのはなかなかないでしょーし,見つかると周りのテンションが一気に上がります.
たまに恐竜の歯もでてくるわけですから,宝探しとしては面白いんじゃないでしょーか.






初日の篠山市のシンポジウムの様子.左図は仔タルボのクリーニング作業を担当したK原さんのお話.記載者だけでなく,クリーニングした方のお話もあったわけです.
右図はシンポジウムの様子.渡部さんが初っ端からネタを盛ってきましたが,聴衆で反応したのは私の隣にいたH山君くらいでした.
はるばる群馬からT桑さんもいらして,シンポジウム後もワイワイとやってました.














こちらは日曜日の会場,兵庫県博のようす.親分の作品展示場.展示物の一部だった等身大パネルは,来月のホネホネ団の岩手での出張イベントで使われるそうです.













午前中,小田さんのサイエンスカフェ準備中.
ちびっ子たちが積極的に質問してました.質問の内容は大人とほとんど同じです.
絵を描くプロセスが魔法か何かみたいに思ってる方は,大人でも結構いますしねー.



 


午後からの親分のワークショップ.抽選にもれたけど,どーしても見たい,って方々も何名かみえました.左図の左端にちょっとだけ写っているのは渡部さんが持ってきたティラノ人形.この撮影のあと,親分のディプロドクス人形と取っ組み合う小芝居が演じられました.
右図は製作物を並べたもの.2時間くらいでしたが,ちびっ子たちも飽きることなく全員が完成させました.使用した骨格のよくない点,筋肉を意識した粘土の盛り付け等々,ただの粘土付け作業ではなかったので,かなり勉強になったと思います.筋肉のつき方などは,実際に鳥などを解剖をするともっと勉強になるでしょう.
















まー,そんな感じで次はラスベガスで悪党商事.
バカラ,クラップス,スロットあたりかなー.

売り上げ一日預けてくれたら倍に……いえ,なんでもないです.

2011年10月21日金曜日

ぼんそわー.


ふむ.プリンタの調子が悪くなったのはお昼前だった.

よくがんばったと思う.

もう,縁なし印刷とかするのやめよう.


週末のUstream久さんの回,開場前からふだんの回のMAX来場者数がみえていてちょっとビビリました.久さんの「用意してきた議題」を見て,別の意味での放送事故にならないかヒヤリとしましたが,無事に録画も公開できるようになって安堵しております.

ご協力どうもありがとうございました.


ぜひ参加してみたい,という方がいらっしゃいましたらご連絡ください.




さて,明日当たりから,兵庫「ひとはく」関連にかかります.

兵庫界隈の新聞では,親分の話題がだいぶ載っており,この週末を機に播州平定を試みたいと思っております.コペンだとうかつに駐車できない芦屋あたりの客層が切実に欲しいです.


今回それほどしっかりしたActoW商事の出店はありませんが,これまでいろんな所でデータ集めてきて,なんとなくですが傾向が見えてきたような気がします.
番宣ついでに本日は,当たり障りない範囲で(当たり障りあるネタはこんどお会いしたときにでも),当社の缶バッジの売り上げ傾向で気づいたところを述べたいと思います.



ホントに当たり障りない範囲で.




ますは,群馬県博では,すげー順調に出ていってるようです.
今週2度目の追加発注がありました.スピノ大人気みたいです.

学会やホネホネサミットとかでもコンスタントに出ております.50~100個くらいは無くなります.
ただ,どれをいくつ作るかというロット数は私が勝手に決めているため,結構ばらつきがでてきはじめました.


傾向としては,ティラノがやはり強いです.
親分がかねてより
「恐竜界はティラノ一強」
と言い切っておりましたが,まー,その辺は妥当なのかもしれません.トリケラもそこそこでしょうか.


ただし,当ActoW商事で売り上げトップはダントツでコティロリンクスです.

「ズルいだろ」

というご意見もごもっともですが,2011年のActoW商事イチオシ古生物なのでこれは仕方ありません.実物フィギュアを持っていったりしてることがプラスに働いております.なにせ,国内唯一のレプリカは当社にしかないのですから.

押して押してお買い上げいただく.この流れに逆らうのは進化の法則に逆らうのと一緒です.

同様にペルム紀の陸棲生物のラインナップは,イノストランケビアやエステメノスクス,あるいはエリオプスなどあり,エリオプス以外はそこそこ出ています.
エリオプスはもーちょい人気があってもいいと思っておりました.大阪自然史博では,OCEAN展にあわせて海棲中心に出ています.エリオプスも展示してあるし,説明文関西弁にしたし,納品してくれるかなーと思ってたくさん作ったのですが,なんというか当社においてやや在庫があまり気味です.
とはいえ,ダンクレオステウスも人気があって古生代は総じて健闘している印象です.

新生代については,どーせ売れないだろ,とも思っていたので,最初のうちはパラケラテリウム(インドリコテリウム)とデイノテリウムの2種類しかなく,さすがにまずかろうと独断で自分の記載したニホングリソンを混ぜました.
よくよく考えてみると論文記載から復元画,缶バッジ+カード化まで全部私がしてるので,他所ではまったく真似できないグッズとなってしまっており,そういう意味で意外に人気が出ました.時間があればカードにサインも書いたりしてます.

中生代はわりと広く出てます.
海棲爬虫類,特に国内産のが売れ筋ですかね.親分の作品中ではランベオサウルスとかがきれいかなーと思ってたんですが,まー,そういうのはあんまり関係ないようです.
ティラノ,トリケラに続くのは獣脚類で,南米産のも結構人気ありますね.

スピノは群馬オリジナル版があったので開発が後手にまわっておりましたが,最近ようやく汎用版ができました.これはスピノ人気を目の当たりにしてからの決断で,まー恐竜を知らない私としては「せいぜいディメトロドンと同程度の知名度だろう」と思っていたので自身の不勉強を猛省しているところです.

逆にイマイチなのが竜脚類.
よくよく考えれば「引き画像」だと全部一緒に見えますし,かといって頭部だけアップにしてもこれはこれで竜脚類っぽくない.首の長いのは鬼門かなーと思いました.ラペトサウルスなんて,ほとんど出てないです.
アマルガサウルスは例外かなー.カードの色が地味な竜脚類の中で,唯一アマルガだけがビビッドピンクで目立つってのもあるかもしれませんが.

まー,そういう感じで人博では汎用版スピノと,篠山市で夏に出たデイノニコサウリア類の缶バッジがお披露目される感じになります.

週末私が何してるかってーと,まー,販売とかじゃなくて,色んな工作なんですけどねー.

2011年10月14日金曜日

ぼんそわー.


だいたい情報は出切っておりますが,最近の悪事を振り返ってみようかと思います.
ホネ関連だらけですかね.

げ.日本解剖美術学会からか.ずいぶん間が空いたなー.
打ち上げのときの写真とか.

















例の瑞浪車のオーナーも,成安の学生さんとお話して満足げでした.


先週の三連休,私は京都で開催されていた「石ふしぎ大発見展」経由のホネホネサミットでした.
サミット出展にあたってはキャラ押しでいったつもりでしたが,修行僧を揃えてきた京大地鉱には一歩及ばずたいへん悔しく思います.体張るネタはズルいよなー.






















ネタはネタとして,人の集まりもすごかったですけどね.バビルサ大人気だったとのことでした.鼻腔の内部を一生懸命撮影しているお姉さんもいましたけど.

こちらは,Corvoさんと親分のワークショップ.それぞれ2回ずつでしたが,いずれもスタート予定の時間には席が一杯の状態でした.



















鰐亀流道場の師範がホネホネ会場にいらしたときの開口一番が「すまん.カメ,全部売れてしもーた.SVPは間にあわんわー」でしたので,スケジュールのかぶった日本爬虫両棲類学会のほうも盛況だったようです.


そんな感じで,しばらくの間バタバタしてましたが,その間に別件で成安に行ったりきしわだに行ったりぶりくらに行ったりしてました.明日はKitagawa君のコーディネートで台湾からいらしてる研究者の方々とお食事しにいってきます.Kitagawa君が出てくるとアヤしくなりますが,まー,たしかにアヤしげなお話もします.来年くらいに向けてですけどね.それでも台中博とは共同研究中のネタがいくつかあるので,進捗を報告したりとかそんな感じのもします.


さて,土曜日のUstream配信は21時くらいから.
瑞浪Mioテーマソング(歌つきのほう)の最後にチラッと出てくるデスモービルを描いてくださった漫画家さんがゲストです.恐竜や銃のお話を描いていらっしゃったのに,突然リアじゅうの話を始めて周囲が混乱している感じです.初対面の方に「ワン○ース描いてます」と自己紹介する場面に遭遇したりしているためKitagawa君以来の最終回フラグが立っておりますが,ホネは拾ってください.


あ,ホネだと争奪戦になるか.


2011年10月3日月曜日

ぼんそわー.

ひとくちに食中毒といっても,いろんな種類があるんだということが よくわかりました.



ここしばらく講演等が続いたわけですが,いろんな所で喋ったことで かえってこちらの考え方もすっきりまとまった気がしております.
ただ,まー,なんというか,そこで喋った数字とか具体的なお話とかはオフレコの方向でお願いいたします.
私は常に,絶滅を回避する方向に進路を取ります.




昨日は成安で日本美術解剖学会.私も会員なので参加してきました.2年位前の第1回の記念講演では,どーせ古生物屋は私一人しか参加してないだろーなどと思っていたら,群馬の例の名誉ある方が後ろの席にいて,慌ててご挨拶しに行った記憶があります.
今回は,発表者も含めて化石屋界隈の方が多く,客層の交流という意味でもいいチャンスな気もしました.










写真は,まるで演者のHigashiyama氏が囲まれて大人気のように見えるのですが,実は足元のゾウの上腕骨が主役です.
輪の中には瑞浪嬢も混ざってます.

ゾウの上腕骨をスポーツバッグに入れて持ってきたK川氏は,たぶん彼の予想を上回る勢いでモテておりましたので,今回の学会をいちばん楽しんでいた人物だったと思います.イロイロと誘いやすくなった気がします.


本日はTwitter上でKawanakaさんや守亜さんが「神戸で爬虫類の何かをやっている」的発言をしていたため,タイガースのユニフォームでごった返す阪神電車にゆられてちょいと覗いてきました.

そしたら上図で微笑んでいるHigashiyama氏もおりまして,彼の鼻歌を横で聞きながら会場をめぐったり,「SVPに持って行くものどーしましょーかねー」的お話をして帰ってきました.


なんというか,客層がうらやましかった.