2013年10月18日金曜日


前回のステゴサウルスの改造のつづき.











































しっぽを短くして腰の部分を変化させ,後肢で立つ「二足歩行型」にします.
細かいところでは骨端をすこしまるめて,子供っぽくしています.
膝はおそらく真っ直ぐではなかったでしょう.



















恐竜の場合,肋骨は腰のあたりまでありますが,この動物は腰回りも柔軟なため,肋骨は無いか,もしくは退化していると思います.

















背中の板は,バランスを取るのにも役立つようです.





















頭部以外は大体完成です.















頭蓋骨を上のほうに大きくします.
ついでに口先も一気に短くします.













強膜鱗を設定します.

















鎧竜でみつかっている「まぶた」の骨も加えます.












歯のようにみえるのは「くちばし」でしょう.
歯は奥のほうについています.



































おおむね完成です.

2013年10月15日火曜日

10月12日は丹波でワークショップを行いました.


普段おこなっている恐竜復元ではなく,こはくに関するものです.















こはくを磨いて恐竜の歯をつくろう,という内容なのですが,久慈の琥珀博物館関連ということで以前私も発掘調査に参加したことがあり,そのあたりを絡めながらのワークショップです.


こはくのアクセサリー作りについてはそれほど時間がかかるものではないので,アクセサリー製作と水晶探しをセットにしています.


事前に貴石に関する紹介プリントを作り,一定の範囲に水晶などをまきました.初めのうちは「見つからない」と言っていた参加者も,だんだん目が慣れてくると探せるようになります.


ハマるのはむしろ保護者の方々の可能性もあります.

今回は1時間ほどでいったんお開きになりましたが,その後1時間ほど丹波市のスタッフと打ち合わせをして,帰ろうと思ったら,それまでずっと探していた家族もいました.


私自身が知らない貴石もあったので,今後は勉強しなければならないのですが,滞在時間を延ばすにはどうするか,という観点から一考に値するイベントではないかなと思います.

こはく磨きのワークショップ,次回は11月23日の丹波竜フェスタの際に行います.
















こちらはステゴサウルスの骨格.
半年ほど前にStudiocorvoさんが描いた例の二足歩行の幼体について,これをベースに骨格を作ってみようと考えています.












こんな感じで足からはじめました.



2013年10月7日月曜日

2013年10月2日水曜日
















9月末の土日,28,29日と,成安造形大学に顔を出していました.

土曜は日本美術解剖学会の関西大会.

漠然と抱かれていたイメージを実体化させるような話,みたいなのをしました.
現象にせよ化石にせよ,実在化させるために,目の前のものを観察して名前をつける行為は一緒です.



翌日曜は,移動動物園のスケッチ大会.
印象的だったのは,作家陣が皆,ひたすらに描いていたこと.

没頭したら時間を忘れるというのは才能みたいなものかもしれません.



















壁の外から巨人が顔を出してつまみ上げられる恐怖って,
なんとなくわかった気がします.

















以前,取材を受けた峰守ひろかずさんの新刊「絶対城先輩の妖怪学講座 二」が発売されました.
巻末のあとがきにあるように・・・・・・,と,こちらは実際に本を手にとっていただいたほうがいいかもしれません.