2012年8月15日水曜日

盆そわー.

残暑お見舞い申し上げます.


一週間ほど,久慈の発掘調査に行ってきました.


中生代の地層で化石を発掘するのも,ずいぶんと久しぶりな気がします.
前は獅子島だったかと思います.

今回お邪魔した岩手県の久慈市は関西からはまあずいぶんと遠くなわけで,
どう計算しても移動時間がハンパないので,現地での足のこともあって車で行きました.

 
岩手山をチラ見しつつ無事到着したものの,
その場で下駄の鼻緒が切れ,のっけから不吉な予感が漂います.













その翌日には子どもの狸が発掘現場の道を横切ります.













不吉です.


低温注意報が出され,Tシャツ一枚では震えてしまいます.
調査前半は雨がちで近くに雷が落ちたりもしました.


























発掘場所は,久慈琥珀博物館近くにある,博物館所有の「琥珀発掘体験場」です.
ここから脊椎動物の骨もたまに見つかります.











発掘体験はまだ初めて1~2年しか経っていないため,
地元の方でも未体験な方が多いようです.
琥珀は掘れば確実に出るレベルで,結構大きなのも見つかります.
小学生の女の子がこぶし大のものを見つけていました.














失敗してバラバラになることも.














自販機の前にいた蛾.






そういえば,お酒飲んでてあんまり覚えてないのですが,ある晩,一瞬だけRC GEARさんに会って挨拶したような気がします.そのままパレオサイエンスの社長さんたちと2次会的な方向になり,翌日には博物館から特別展のアロサウルスが撤去されていました.風のような早業です.



久慈市の職員の方々ともお会いしてお話しする機会がありました.













ジオパーク研究員の方に市内を案内していただいたときに見かけた,巨大な琥珀の原石.
久地駅近くのアンバーホールというところに置いてあります.
この原石の隣には時価ウン億円の琥珀を貼った絵画が飾ってあります.
重量もすごいので,移動するだけでもだいぶ予算がかかるとのことでした.














そういうわけで,不吉な予感も杞憂に終わりました.
私が帰った後の後半の発掘も無事に終了したそうです.




さて,来週末は尼崎シャレコーベミュージアムというところにお邪魔します.
人類化石の標本があるため,それを使って人類の歴史について少しお話します.
19日には@studiocorvoさんも見えるとのこと.


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